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MINIにはディーゼルとCVTがお似合い? 2005/08/04(Thu)

Cooper+CVTの走りに付いては今まで何回か取り上げてきました。
エンジン特性を見比べて行きますと、MINI Oneのディーゼルが中々良い数値を出しており、これにCVTをセットしたら面白いMINIになるのでは??と想っています。
こんな事を妄想していると、昔乗っていたGolf-1Dieselがフラッシュバックします。


上図でOne-Dのトルクカーブをプロットして見ましたがCooperより低速域ではトルクフルであり、常用域が3,000rpm程度のCVTとの組み合わせはとても相性が良いのではないでしょうか?
というか、Cooperより闊達に走ることが出来るはずです。
リッター20Kmも走るということですので、これから予想される燃料高騰にも充分堪えられますし、環境にも優しいということにもなります。

それにしても、Golf-TDIは非常に気になる車です。

-----<8月11日追記>-----

2004年9月27日のResponceの記事から。

BMWの「1シリーズのなかで最も動力性能が高いのは、ガソリンのハイエンドモデル「120i」ではなく、最高出力120kwを発揮する2.0リットル・ターボディーゼルを搭載した「120d」。最高速度220km/h、0-100km/h加速7.9秒は、スポーツハッチとして充分に通用する数値だ。」だそうです。
ソースはこちらです。

EUでは環境性能面から大衆車ばかりでなく、スポーツカーやラグジュアリーカーまでがディーゼル化されてきております。
日本でディーゼルが普及しないのは排ガスの規制値や、その規制の仕方にも一因があると思います。
上手くリードしてこなかった事を棚上げにして、「厳しくすれば事が済む」的な日本の環境政策には、おかしな処がたくさんありますね。

15年前、土地高騰を抑える為、政府は不動産業に対する融資の総量規制を掛けました。
全力疾走させられた人に足を引っ掛けたのです。
当然ながら走っていた人は「バタンン」と倒れてしまった訳です。
結果、不動産は大暴落して、その後遺症を国民全体で背負っているのが現状です。
日本の政治家・官僚はハンドルの切り方がホントに下手だな!と実感した次第です。
今回の環境行政も、この二の舞にならんことを祈るばかりです。