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CVTは何故燃費が良いか? 2005/05/11(Wed)

A/Tは燃費が悪いと言われていますがCVTは、特にMINIが採用しているプレートクラッチ型CVTは燃費が良いのです。
それは何故か・・

全てのガソリンエンジンは馬力当たりの最小燃費曲線「Optimum_Efficiency_Curve」を描きますと絵のようになります。
CVTはA/Tと比較してロックアップ時間が長いということもあるのですが、燃費が良いのです。
大きな訳は、その最小燃費曲線に沿うようにトルク・エンジン回転を無段階にコントロール出来るからなのです。
方やA/Tは段付の為、最小燃費曲線から大きく外れてしまいます。
A/Tに慣れてしまうとCVTの回転・車のスピードの上がり方に違和感を感じるものですが、それはエンジンの美味しいところだけを取り出そうとする知恵だったと言えます。

CVTの技術で日本は世界Topの技術を誇っています。
新型ヴィッツはM/Tより燃費を良くしていますし、日産もクリーン面からCVTの割合を飛躍的に上げる計画です。
VWグループのDSGのような革新的な技術を持たないBMWは、このような先進的なCVTをも捨てようとしています。
噂に依りますと次期MINIのA/TはCVTではなく従来型のA/Tだそうです。
デザイン面だけでなくメカの部分でも市場の声に呼応し、右往左往するBMWが見え隠れします。