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理科の実験・Part2-2

前回に引き続き、重い車輪がどれだけのトルクを消費しているか考えてみました。

kasoku.JPG
一輪が25Kgのホイール&タイヤ履いたMINIが0-100Km/hまでに7秒を要したとします。
タイヤ外径を600mmとしたとき100Km/hに達した時点で1秒当りの回転数は14.8で、887rpmとなります。
0から100Km/hまで一定の角加速度で回転したとしますと、角加速度αは

α = ω - ω0 = 13.26rad/s2
となります。

一方、一本当り25KgあるMINIのランフラットタイヤ(with wheel)の慣性モーメント(I)は約0.5Kgm2になると思われます。

この時に要されるトルク(T)は
T = I×α = 26.52 Nmとなります。

最高で220NmのCooperSですら12%を占め、Cooperに於いては18%にもなってしまいます。
上記の車輪(tire&Wheel)を13Kg程度に軽量化したとしますと、Cooperに於いては10%のトルクアップを図ったのと同じ効果が得られることになります。

大雑把な計算ではありますが、車輪の軽量化は効果絶大です。

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2006年11月29日 19:10に投稿されたエントリーのページです。

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